デジタルサイネージを導入したいけれど、初期費用がかかるため躊躇する方も多いのでは?そのような場合、デジタルサイネージのレンタルの利用をオススメします。この記事ではデジタルサイネージのレンタルのメリットや費用、どのような種類がレンタルできるのかなど紹介しますので、導入の参考にしてください。

デジタルサイネージとは?レンタルするメリット

近年急速に増えつつあるデジタルサイネージは、さまざまな場所で見かけるようになりました。そのような中、「うちの店でも、何台かデジタルサイネージを設置したい」という店舗経営者のニーズも高まっています。ここではデジタルサイネージの基本的な情報や活用方法、レンタルのメリットについて紹介します。

デジタルサイネージの基本情報

デジタルサイネージとはディスプレイなどの電子的な表示機器を使い、情報を発信するメディアの総称です。ショッピングセンターや銀行、病院、空港や駅など、さまざまな場所でデジタルサイネージが設置してあるのを見かけますね。デジタルサイネージは広告だけにとどまらず、さまざまな情報を配信することが可能です。

今後はカメラやセンサーによって取得した情報を表示し、AI解析することでその時々に最適なコンテンツを動的に表示するメディアへと進化していくでしょう。明確な目的と効果を伴い、情報を送り届けるのがデジタルサイネージなのです。

デジタルサイネージの活用法

デジタルサイネージは主に広告や販売促進、情報提供、エンターテイメントの4つの活用法があります。まず1つめは広告の活用法です。企業や商品の広告を流し、不特定多数の人達にアプローチします。2つめは販売促進の目的です。店舗や商品、セール情報を配信し、来店を促進することも可能。

3つめは情報提供の活用法です。役所や病院、公共施設で最新の情報を配信します。4つめはエンターテイメントとしての活用法です。環境やイメージ映像を表示して空間を演出。色々な活用法ができるのがデジタルサイネージの魅力です。

デジタルサイネージをレンタルするメリット

デジタルサイネージをレンタルするメリットはいくつかありますが、まずは導入に必要な費用の負担が少ないことが挙げられます。デジタルサイネージの機器を購入すると数十万はかかり、それに加えて維持費も必要です。

しかしレンタルは月額費用のみで導入でき、1万円以下で借りられることが多いです。期間を設けてレンタルすると、保管スペースの確保の心配や維持費も不要でムダがありません。また最新の機器を使えるのも魅力の1つ。デジタルサイネージの導入に踏み切れない場合は、まずレンタルで試してみるといいですね。レンタルは必要に応じて借りられるので、最低限のコストで済むのです。

デジタルサイネージのレンタル費用や利用期間

デジタルサイネージを導入するにあたり、気になるのがコスト面ですね。少しでも安い方がいいと考える方もいるでしょう。デジタルサイネージの導入や運用は、購入となると金額的にも高いのですが、レンタルの場合はどうなのでしょうか。ここではデジタルサイネージのレンタル費用や利用期間、保守サービスについて紹介します。

デジタルサイネージのレンタル期間は?

デジタルサイネージは、1日単位の短期間から月単位の長期間のレンタルが可能です。たとえば1日のみ開催されるイベントや、オープニングイベントなどひと月単位で借りたい場合にも大変便利なのです。

商品やサービスが気に入り、そのまま継続したい場合もあるでしょう。期間満了後に継続すると料金が安くなることもあるので、継続契約の内容を確認しておきましょう。また途中で解約すると料金が発生する場合もあるので、その際は注意が必要。テスト運用でレンタルする場合は、契約を短くするか、もしくは途中で解約しやすいサービスを選びましょう。

デジタルサイネージの保守サービスについて

デジタルサイネージの保守をアウトソーシングする場合、費用は毎月3,000円~5,000円くらいかかります。しかしレンタルであれば月額料金に保守契約が含まれているサービスもあるので、コストを抑えることが十分可能です。

レンタル期間中にディスプレイの画面が暗くなったり、衝撃が加わり周辺機器が故障したときなどに保証される内容を確認しておくのも大切。サポート窓口に連絡が取りやすく迅速に対応してもらえたり、保険で修理費や代替機の費用をカバーできたりなど、サポートがしっかりしているレンタルサービスを選ぶと安心です。

デジタルサイネージのレンタル会社や種類は?

たくさんの企業が、デジタルサイネージのレンタルを提供しています。サービス内容やどんな種類をレンタルできるのか、比較検討してみることも大事ですね。また最近では工事現場用のレンタルの需要も増えています。デジタルサイネージを工事現場で導入したいと考えている企業担当者の方もぜひ参考にしてください。

デジタルサイネージの種類は?

デジタルサイネージの種類にはスタンドアロン型とネットワーク型、インタラクティブ型、タッチパネル式の4つがあります。1つめのスタンドアロン型は、USBなどのメモリから表示したい広告や案内などを転送して画面に表示します。2つめのネットワーク型は回線を使って情報を表示するので、随時更新が可能です。

3つめのインタラクティブ型はタッチパネル式のサイネージで、主に検索が目的で活用されます。4つめのタッチパネル式は、スマホのような直感的な操作方法で情報を表示します。それぞれの特徴を理解した上で最適なものを選ぶといいですね。

展示会やイベント、工事現場ではレンタルが便利なシーンも

展示会やイベントだけではなく、工事現場でもデジタルサイネージのレンタルが便利なシーンがあります。工事現場でのデジタルサイネージは、ラジオ体操や図面を表示させるなどの朝礼用としての活用法があります。

また近隣住民とのコミュニケーションを図る目的で、建築計画や天気予報、熱中症対策や占いなどのさまざまなコンテンツを表示することも可能。工事現場という過酷な環境下で使用するので、モニタの明るさや耐久性、メンテナンス性も考慮する必要があります。まずは導入目的を明確にし、設置場所に応じたサイネージ選びができるよう業者と相談しましょう。

レンタルサービスを提供する企業は?

デジタルサイネージをレンタルしている会社はさまざま。ここではデジタルサイネージのレンタルサービスを行う代表的な会社を6社、以下に紹介しますので、サービスをそれぞれ比較検討してみましょう。

●ヤマトサイネージ
●パシフィックネット
●OTOMO(ファンテック株式会社)
●グットビュー(光人社デザイン株式会社)
●Disit(株式会社共栄メディア)
●AKTIO(工事現場用レンタルサービス)

それぞれの公式サイトではレンタルモデル料金が掲載している場合もあれば、不明な場合もあります。見積もりや相談、依頼の際はメールやフォーム、電話で問い合わせてみましょう。

デジタルサイネージはレンタルを上手に活用して

デジタルサイネージは機材一式を購入すると、高額な費用がかかります。しかしレンタルであれば導入の初期費用を抑え、色々な利用方法を実際に試せるのがメリット。導入に迷われている方は、まずレンタルで実際の運用イメージをつかんでみては。そして将来的には、自分の用途にあった機種の購入を考えるのも一案ですね。