近年その需要がますます拡大している電子看板。電子看板を導入すると、集客率アップをはかれるのか気になっている人も多いのではないでしょうか?しかし、電子看板について知識がない人だと、導入に総額いくらくらいかかるのか、もしくは本当に費用対効果は得られるのかと悩んでしまい、電子看板導入に踏ん切りがつかないことも多いはず。
そこで今回は、電子看板の基礎知識、導入するメリットについてご紹介していきます。

電子看板を上手く利用すると費用対効果は抜群


電子看板を上手く利用すると、高い費用対効果が得られることも。その理由は大きく4つあります。

1.訴求効果が高い

電子看板は、看板やポスターなどの従来型の広告とは異なり、情報量の多い動画で発信することができます。また、最新鋭のものを取り入れることで、競合他社と差別化をはかることが可能で、外観的に惹きつける側面もあるので、さらにその訴求効果を高めることができます。

2.リアルタイムで情報をお届けできる

電子看板のコンテンツは、即座に切り替えることが可能なので、利用環境や状況に最適なコンテンツを届けることができます。

3.省スペースで利用可能

電子看板は1台でいくつものコンテンツを発信できるため、看板やポスターのように1コンテンツに1つ用意する必要がなく、省スペースで利用することができます。

4.手間がかからない

看板やポスターのコンテンツを変更する場合、看板の撤去や再配置、もしくはポスターの張替えなど変更するために人員を割く必要があります。しかし、電子看板ではデータを端末で変更するだけで完了するため、手間がほとんどかかりません。

電子看板の費用対効果が高い根拠とは?


電子看板の費用対効果が高い根拠は2つあります。ここから順に解説していきます。

根拠1:費用対効果が高いことを示す調査結果がある

電子看板の費用対効果が高いことは、カナダやアメリカで行われたある消費者心理の調査結果が指し示しています。

その調査では、店頭で商品を購入した人になぜ購入に至ったのかアンケートをとったのですが、なんと店頭で購入した人の74%が「電子看板の商品デモンストレーション動画が購買を後押ししたから」と回答し、さらに購入しなかった人の約30%も「動画を見たことは記憶している」と回答したようです。

根拠2:電子看板市場の拡大

総務省が平成27年に発表した資料によると、電子看板市場は2012年より右肩上がりで伸び続け、2012年に914億円だったものが、2018年には1609億円と約2倍に伸びていると言います。
さらに矢野経済研究所が2017年に発表した電子看板市場に関する調査結果でも、電子看板市場が拡大していると結論づけているようです。この調査結果では、2020年の東京オリンピックに向けて外国人観光客の増加が予想されるため、それに伴い案内用に電子看板が導入され続けるといいます。

費用対効果がなければ市場はそもそも伸びないので、これらの調査結果は電子看板には高い費用対効果があると間接的に示していると言えるでしょう。

電子看板は購入もしくは、レンタル・リースどちらがオススメ?


以下ではレンタル・リースする場合と、購入する場合のそれぞれの価格を説明したうえで、どちらがオススメなのかについて解説していきます。

購入する場合の価格

電子看板を利用するなら、ディスプレイ、STB、CMS、コンテンツが必要になり、それぞれに費用がかかります。

まずディスプレイの価格としては、サイズや機能によって異なりますが、もっとも機能がシンプルで43インチ程度のものであれば10万円〜で購入することができます。

次にSTBはディスプレイにコンテンツを表示するプレイヤーのことですが、機能を抑えたモデルだと1万円〜の金額で手に入ります。

またCMSはコンテンツの配信スケジュールを電子看板に送信したり、コンテンツを配信するかどうかを管理するシステムで、これは買い切りでなくサブスクリプション形式であることが多く、月額3,000円〜9,000円程度で利用可能です。

最後にコンテンツに関しては、自分で作成するなら費用はかかりませんが、外注する場合は内容に応じた費用が発生します。
なお、コンテンツ制作の費用は会社によって異なるので、見積もりをとり事前にしっかりと比較する必要があります。

レンタル・リースする場合の価格

レンタル・リースする場合は、上記で説明したディスプレイ、STB、CMS、コンテンツこれらすべてがパックになって月々の利用料を払う形で提供されていることが多いので、初期費用としては安く抑えることが可能で、具体的には月々約7,000円〜で利用することができます。

これらを踏まえると、これから初めて電子看板を導入する人であれば、今後利用シーンが変わることも見越して初期費用が少なくリスクが小さいレンタル・リースがおすすめです。
ただし、今後使い方が変わらないということであれば、購入してしまったほうが長期的には割安になる場合もあるので、事前に電子看板を導入する目的をはっきりさせ、導入後のイメージを明確にしておくと良いでしょう。

電子看板の導入に工事は必要?

電子看板の中にも工事不要のタイプがある

電子看板を導入すると工事費がかかり、高額な初期費用がかかるのではないか?という疑問を抱き、電子看板導入に踏み切れない人もいるかと思いますが、結論から言うと電子看板によっては工事費がかからないタイプもあるので、初期費用を抑えたい人でも導入することができます。

それでは以下で、工事が必要タイプと不要なタイプのそれぞれの特徴について解説していきます。

壁掛けタイプ

壁掛けタイプは壁面に壁掛け金具を取り付けることで設置が可能で、景観を損ねずインテリアに調和させることができるタイプです。ただ壁面への金具の取り付けは素人では難しく、こちらは業者による工事が必要になります。

天井からの吊り下げタイプ

このタイプは文字通り壁から電子看板を吊り下げるタイプのもので、天井に金具を取り付けることによって設置します。重量のある電子看板を天井に設置するのは技術が必要になるので、こちらも工事が必須のタイプとなります。
天井から吊り下げるため余分なスペースを取らないので、スペースを有効活用したいときなどにオススメ。

置き型タイプ

置き型タイプ=スタンドアロン型の電子看板は、工事が不要なタイプで任意の場所に置くことが可能です。そのため、時には店舗の入り口前に置き集客用に使ったり、時には店内の案内用に使ったりと状況に合わせて利用できるため、もっとも汎用性が高いタイプだと言えるでしょう。

電子看板を導入すれば従来の広告にはないメリットがある


電子看板を導入すると、集客がアップするほか、企業のイメージアップやブランディングにもつながり、看板などの従来の広告タイプにはない効果を発揮することができます。
状況に応じた電子看板を選択し、費用対効果を最大限アップさせて活用していきましょう。