さまざまな企業で導入が進むデジタルサイネージには多種多様なタイプがあり、アイデア次第であらゆるプロモーションに活用できます。さまざまな選択肢があるからこそ、目的に合った商品や導入プランを提案してくれるメーカー・企業を見つけることが大切です。

デジタルサイネージを取り扱う主なメーカー・企業

2019年10月時点でデジタルサイネージを取り扱うメーカー・企業は約45社。2025年の市場規模は2017年比2.2倍と推測され、市場の拡大とともに多くの企業が取り扱い、選択肢の幅が広がっていくといわれています。ここでは、その中のいくつかの企業を紹介します。

De Light Global OKINAWA

最先端の独自デジタルサイネージ技術で未体験な空間を演出するクリエイティブ集団。デジタルサイネージの販売やレンタル、コンテンツの制作を行っている企業です。
一般的なパネル型のデジタルサイネージはもちろん、鏡になっている部分に映像を映し出すことができるミラー型、ガラス面や壁面に簡易的に施工が可能なフィルム型、音に反応して光を放つLEDファイバーなど演出の幅が広がるさまざまなデジタルサイネージの提供が可能。数歩先の未来の広告を提案する企業といえる最先端技術を有する企業です。

株式会社NSS

あらゆる場所であらゆるニーズに応えるデジタルサイネージを提案する企業。NSSが世界中からピックアップした最新鋭の製品は国内の飲食店やホテル、病院、企業といった多くの場所で導入されています。各営業所のショールームでは、実際に製品を見ながらの打ち合わせも可能です。
さまざまな企業での導入事例があり、実績も豊富。レンタルサービスにも対応しているので購入に迷いがある場合はまずはレンタルサービスで使用感を確かめるのもおすすめです。

株式会社協同制作

印刷や屋外広告を通して人と暮らしを豊かにする新たな価値を創造する企業。顧客第一主義を掲げソフト面を重視し、生産から品質管理までのトータルコーディネートが可能です。デジタルサイネージだけでなく、自分がデザインしたものを製品化するデジタルプリント、セールスプロモーション業務も行っています。
デジタルサイネージだけにとどまらないさまざまな側面からのセールスプロモーションの提案が可能なので、セールス全般に悩みを抱えている方のサポート体制が充実しています。

進化するデジタルサイネージ

デジタルサイネージ導入企業が増えてきたからこそ、機能面を重視して他企業と差をつけることが重要です。デジタルサイネージにはさまざまな機能が追加され日々進化しています。ただ静止画や動画を流すだけではなく、さまざまな活用方法が可能な進化型デジタルサイネージと取り扱い企業を紹介します。

双方向デジタルサイネージ

あらかじめ決められたコンテンツを再生するデジタルサイネージとは異なり、実際に見ている人の動き、反応に応じてコンテンツを変更することができるのが双方向デジタルサイネージ。タッチ機能を搭載し、情報の入力や画面の操作が可能になるタイプが一般的です。
タッチパネル型は自ら欲しい情報にダイレクトにアクセスできるという魅力があり、ホテルや商業施設などさまざまなニーズに答えることができるデジタルサイネージ。多言語対応可能なので、案内係として人件費を割いていた部分のコストカットにも貢献します。

進化型デジタルサイネージ

タッチパネルタイプでは物足りない、もっと立ち止まってもらえる工夫が欲しいという場合は進化型デジタルサイネージがおすすめ。人の動きに反応しリアルタイムに映像を変化させるデジタルサイネージは、まるで目の前の人と対話しているよう。
進化型デジタルサイネージにはさまざまなタイプがありますが、例えばカタログの服を取り込んで仮想試着できたり、目の前に立つだけでおすすめのドリンクを表示してくれたりと、それぞれ目の前の顧客をワクワクさせるような工夫が詰め込まれています。
デジタルサイネージの導入が急速に進んで目にする機会が増えてきた中で、さらに踏み込んでターゲットのニーズに合わせてアプローチしていきたい場合におすすめです。

フィルム型デジタルサイネージ

LEDをアクリル板に埋め込むことで、ガラス面や壁面に簡単に取り付け可能になったフィルム型デジタルサイネージ。透過性のあるフィルムに映し出されるLEDの光は空間演出に最適。設置後の取り外しや移動も簡単なので、クリスマスなどイベント時のライトアップや演出に活用してもOK。もっと気軽にデジタルサイネージの空間演出を取り入れたい場合には検討してみても良いでしょう。アイデア次第でさまざまな活用ができる進化型デジタルサイネージです。

デジタルサイネージの企業導入例

お客様向けの販売促進ツールとしてのイメージが強いデジタルサイネージですが、活用方法はアイデア次第で無限に広がります。エンタメとしての活用や社内向けの意識改革ツールなど、さまざまな視点からデジタルサイネージを活用した3つの例を紹介します。

等身大ポスターに代わる空間演出

従来の等身大ポスターに変わり大型ディスプレイを店内に複数設置して、商品やモデル写真などのコンテンツを再生している例。これによって多彩な空間演出が可能になり、ポスターの印刷や貼り替えにかかるコスト削減を実現しました。
デジタルサイネージは複数の店舗のディスプレイをまとめて管理できるのでリアルタイムの情報更新にも対応。シーズン毎のおすすめやタイムセールなど今アプローチしたい情報をタイムリーに配信できるメリットがあります。安定した運用のためにも、デジタルサイネージのハード面だけでなく導入後の運用サポートも行っている販売店を選ぶようにしましょう。

バーチャルに楽しめる観光工場

ワクワク楽しい工場見学をデジタルサイネージでもっと楽しくした例。工場見学後のカフェスペースにタッチパネル型のデジタルサイネージを導入し、見たい生産工程を選んで見ることができるようにすることで簡単に振り返りができるようにしています。
また、360度撮影カメラを導入し、まるで製造ラインにいるかのような臨場感を再現。デジタルサイネージによる多言語対応でインバウンド需要にも対応できるようになっています。観光工場の例だけでなく、デジタルサイネージを最大限活用すれば既存のさまざまなコンテンツに感動を与えることが可能です。

社員のやる気向上ツール

社員やパートの意識改革、モチベーション向上ツールとしてデジタルサイネージを導入した例。多くの従業員にコスト意識を持って仕事に取り組んでもらえるように、各店舗のバックヤードに移動が可能なタブレットタイプのデジタルサイネージを導入しています。
仕事中バックヤードに戻った際に、パッと見てすぐに理解できるようなコンテンツを再生。売上も見える状態にすることで、自身の部門の売上を気にして仕事に取り組むような雰囲気作りをすることができます。

豊富な選択肢から目的に合った企業選択を

デジタルサイネージを取り扱う企業は多く、選択肢は幅広いといえます。だからこそ製品の特長に着目し、目的に合った導入を考えることが大切。資料請求の前に、購入かレンタルか、コンテンツに関するサービスの有無や運用に関するアフターサービスも含めて、ある程度の運用イメージを作っておくとよいでしょう。